10年。
今日は3月11日です。
きっと、おそらく、絶対、忘れることのない日です。
ずっと千葉県に住んでいる私は、あそこまで大きな地震は生まれて初めてでした。真っ黒な信号も、電気のつかない家も、家族みんなでリビングに集まって、日が落ちると共に眠りについたことも。
電気の復旧したのは、翌朝のことでした。
昨年も同じことを書いた気がしますが、それほどまでに深く根づいている記憶です。もしかしたら、来年も、またその次の年も、毎年書いてしまうかもしれません。
先月、大きな地震が起きたとき、時間は違えど、あの日の感覚が甦って、次に起きうる事態を警戒しました。心配はないと報道されても、やはりその日は、あまり眠れませんでした。
10年前の私は、早々に眠りについていました。あの時は、まだ何が起きたかも知らなかった。ケータイもないし、テレビもつかない、ラジオも地域的に電波が入らないから聞くことができない。何も、知る術を持っていなかったから。
いまは、知ってる。
あの日、起きたこと。
どんなに異常事態だったのか。
だから、不安になるし、眠れなくなる。
知らなかったあの頃は、あまりに幼かった。
少し知ったいまでも、何が出来るかを日々考えるばかりです。
うまくまとめられなくてごめんなさい。
忘れてはいけない、忘れられない記憶。
これからも胸にあります。
あの日から10年。
自戒も込めて、今日、書きました。
2021年3月11日
明日葉そら