♪「涙で蓋を」

こんにちは🌿
残暑厳しいなか、いかがお過ごしでしょうか?

ここでお伝えする初めての歌詞は、「涙で蓋を」。
深い夜のなか、海の底にある透明な部屋で、独り、膝を抱えている少女の物語です。


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「涙で蓋を」

青白い月の光が
冷たく私を照らす
小さな部屋に一人きり
透明な青の世界

足元に転がる
無数の瓶
壊さぬよう触れる
そっとそっと

最後に笑った日を
思い出して掬い上げる
息の仕方も忘れて
瓶に注ぐ 涙で蓋を


このまま溺れてしまえたら
どれだけ楽になれるでしょう
記憶の片隅を刻めれば
それだけでいいと思っていた

吐き出した歪な
塊はまだ
綺麗な結晶には
なり得ない

音を立てて閉じ込めた
金平糖は揺らめく
溶けることを祈って
瓶に注ぐ 涙で蓋を

最後に笑った日を
思い出して掬い上げる
息の仕方も 忘れて
ただひたすら 涙で蓋を


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大切だけど、忘れたい。苦しい過去ってあるんだと思います。
だから1つずつ思い出して、苦しみながら思い出に変えていく。
そんな歌を書きました。

自分の中を、吐き出していて苦しくなる歌。
歌詞には何パターンもあって、でも違和感があって。この歌詞を書いた当時、一番自分にとって苦しい言葉にしました。

メロディーが気になった方、サビだけTwitterにアップしています。下記URLから、ご覧いただけますので、是非✨

https://twitter.com/ashitabasora/status/1112726721654984705?s=19


それでは、また来週🌿