ハッピーエンド。

物語に触れていると、安心します。
私にとっては、物語は手を伸ばしたら、そっとその手を取ってくれて、安らぎをくれて、ときめきがある居場所です。

幼い頃は、「ハッピーエンド」が大好きでした。勧善懲悪を、信じていました。
いつからか、人それぞれの正義に気づき、人それぞれの「ハッピーエンド」の存在を知りました。
それからは、主人公達の「ハッピーエンド」の裏側を思って、悲しくなるようにもなりました。

そして、「ハッピーエンド」ではない作品にも惹かれるようになったんだと思います。

2年前に表紙買いした小説を久しぶりに読み返して、そう改めて思いました。

決して典型的な「ハッピーエンド」ではない、だけど「幸せ」が描かれた作品。

優しくて、悲しくて、大好きです。

そんな、私の好きな物語のお話。

それでは、また🌿