♪「柳雨」

本日お届けするのは、真冬に考えた梅雨の楽曲です。

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「柳雨」


目の前 指先
見えない暗闇
首筋から
緩く伝う滴

孤独に耐えられなくて
掴んだ手もすり抜けて
何が夢かも わからない

涙は届く前に雨と溶けて
誰の記憶にも残らない
それでいいと言い聞かせて
また雨の下


再び 何度も
溢れる 後悔
伝えること
から逃げてきた罰

足元跳ねた水の音
抱きたくないうらみも
泥濘にはまってしまうだけ

涙は届く前に雨と溶けて
やがて正体も残らない
諦めることに慣れて
また雨の下


涙は届く前に雨と溶けて
誰の記憶にも残らない
それでいいと言い聞かせて
また雨の下

今も雨の下


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サビのメロディーと言葉から生まれたことを、よく覚えています。
今後のライブでお届けすることもあると思います。その時には是非、湿度の高い、雨の日を思い出して聴いてほしい楽曲です。

それでは、また来週🌿