何も手につかないほど。

 
 先ほどの地震に驚きました。夜中に余震がないことを祈ります。見ていたニュースも地震のお知らせになったので、心臓がざわめいています。

 すごくショックというか、落ち込むことがあって、そのときはもう何も手につかないくらい声を上げて泣いて、それでも収まらなくてやっぱり泣いて。
 時間が経っても、思い出しただけで涙が込み上げてきそうになるので、しばらくまったくもって使いものにならなかったと思います。
 前向きに考えようとか、うだうだしてる暇があるなら行動しようとか、普段心掛けていることなんて簡単に瓦解するんだなと、思ってしまうほど、何もできなくて。
 悲嘆に暮れているばかりの自分にも、嫌気がさし、余計に泣く負のスパイラルが続いて。

 強制的に、気持ちを切り替えるきっかけがあったので、しばらくは思い出す暇もないくらい忙しくなって、やっと乗り越えられました。
 切り替えられるタイミングがなければ、ずるずると引きずっていたと思うと、ゾッとします。

 ただ、あの時は、「今度はしないようにしよう」とか考えられなくて、崖っぷちとも思えず、むしろ崖から飛び降りてる段階だよ、と受け止めてしまっていました。もう取り返しがつかないと嘆き、崖の壁を掴もうとすらせずに。
 今にして思えば、嘆き悲しむほどの悔しければ、醜く足掻いてでも崖をよじ登りなさいと、思えるのですが、途方もない遥か高みから落下していただけでした。

 どうしても、自分の意志だけでは這い上がれないときはきっとあるのですが、そういうときに、ただ悲嘆に暮れてばかりじゃいられない状況を、今回のように作れるよう、意識していきたいです。

 一番は、崖から落ちていると感じるほどの失敗をしないことですが。

 気をつけます。


 それでは、また🌿



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明日葉そら

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